婦人科腫瘍

定期的な子宮頸がんの検診をお勧めします
近年、20代、30代の子宮頸がん患者さんが増加傾向にあります。
日本では、子宮頸がんの検診受診率が20%と低いのが問題となっています。当クリニックでは、若年女性では毎年の検診をお勧めしています。
ワンコイン子宮頸がん検診が受診できます
当クリニックは、名古屋市が実施する子宮がん検診の協力機関です。
名古屋市に住民登録のある20歳以上の女性は、名古屋市実施のワンコイン子宮頸がん検診が受診できます。
実施できるのは、2年に1回、自己負担金は500円となります。例えば、平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)に受診された方は、平成30年度には受診できません。
(ただし、無料クーポンを交付された方は、前年度の受診の有無に関わらず受診いただけます。)
婦人科検診は1年に1回を推奨しておりますので、担当医にご相談ください。
こんなお悩みありませんか?
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度々、生理以外の出血があるが検査していない。
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HPVワクチンの効果が知りたい。
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検診で子宮筋腫といわれた。
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子宮内膜症が無いか心配。
婦人科腫瘍の診療
- 子宮頸がん、体がん
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【ハイリスクHPV検査】 子宮頸部細胞診で、ASC-USと診断された場合には保険で検査可能です。
【HPVワクチン】 当クリニックでは、子宮頸がんからの検出率の高いHPV16/18と尖形コンジローマの原因とされるHPV6/11の4価に効果のあるガーダシルを取り扱っています。
- 子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ
- 感染や出血の原因となります。頸管ポリープの25%の内膜ポリープを合併しています。
外来での切除、病理診断が可能です。 - 子宮筋腫
- 月経量が多いことによる貧血や不妊の原因となります。
子宮筋腫の診断を受けた場合は定期検診が必要です。急激に大きくなるような子宮筋腫ではより精密検査が必要です。 - 子宮内膜症(子宮腺筋症、チョコレート嚢胞)
- 月経困難症、性交痛、過多月経、不妊などの原因となります。内診、超音波検査で診断できます。
卵巣にできるチョコレート嚢胞は、卵巣癌の発生母地となることから、定期検診が必要です。 - 卵巣腫瘍
- 卵巣に腫瘍が発生するのは、5〜7%とされています。
無症状であることが多く、腹水が貯留してから診断されるケースもあります。
当クリニックでは、子宮頸がん検診と超音波検査を同時に行い、卵巣の状態も診ていきます。 - 卵巣出血
- 急性の下腹部痛が主症状で、性交がきっかけとなることが多いです。
緊急で手術が必要な程の出血があるケースもあります。